美容家たちも推奨する究極のスキンケア「肌断食」とは

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美容家たちも推奨する究極のスキンケア「肌断食」とは

肌荒れがひどい時などにスキンケアを断ち、肌を休ませることで美肌を取り戻す「肌断食」。著名人でも実践している方は多く、試してみたことがある、すでに行っているという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、皮膚の健康という観点から特におすすめの、スキンケアをしない「肌断食」についてご紹介します。

肌断食とは

ひと言で言うと「何もしないスキンケア」、それが肌断食です。メイクや基礎化粧品を使ったスキンケアをやめることで、毎日肌に与えていた刺激やダメージをなくして肌をリセットし、肌が本来持っている保湿機能やバリア機能などの働きを回復させます。きちんとスキンケアを行っていても肌の調子が悪く、乾燥やニキビなどの肌荒れや肌トラブルが起きてしまう時に行うと効果的だと言われています。

メイク・スキンケアの皮膚への影響

基本の肌断食

日々、あたり前のように行っているメイクやスキンケア。美容は私たちに様々なプラスの作用をもたらしてくれますが、毎日様々な刺激を与えられることにより肌は少なからずダメージを受けており、皮膚の健康を考えると必ずしも必要なものではありません。特に、化粧品に含まれている界面活性剤や防腐剤など肌に刺激となる化学物質は、ひとつひとつの安全性はきちんと検証されてはいるものの、多数を長期に渡り使用し続けた時の安全性については十分な検証がされたことはないそうです。肌が強い人、肌が健康でバリア機能がしっかりと働いている人は、化学物質が肌にダメージを与えてもすぐに修復できるため、目立ったトラブルにはなりませんが、肌の弱い人や敏感な人は、メイクや過剰なスキンケアを行うことで、赤みや発疹などの肌トラブルとしてダメージが現れます。つまり、美しくなるためのスキンケア化粧品やコスメを使うことにより、自ら肌荒れや肌トラブルを招いてしまっていることになります。

肌断食による美肌効果

肌断食には、以下のような効果が期待できます。

・化粧品により敏感になっていた肌質が改善する
・季節や環境の変化に負けず、刺激やストレスに強い肌になる
・皮脂分泌が正常になり、乾燥や皮脂量過多による肌トラブルやテカリがなくなる
・毛穴が目立たなくきれいになり、毛穴の開きや詰まり、ニキビなどの毛穴トラブルがなくなる
・素肌が健康になり、荒れにくい肌になる
・キメが整い、ごわつきがなく手触りが良くなり、色ムラもなくなるなど、見た目にも美しい肌になる
・肌の奥から自然にしっとりと潤う肌になる

肌断食のやり方

それでは実際に肌断食を行う方法をご紹介いたします。急に今までのスキンケアをやめてしまうと好転反応で肌が荒れやすくなるので、まずは事前に少しずつ使用するスキンケア化粧品を減らしていきましょう。クレンジング、クリーム、乳液、美容液、化粧水の順で使用をやめ、最終的には水かぬるま湯で洗顔のみ行い、スキンケア化粧品は一切使わないようにすることが理想です。

基本の肌断食

基本の肌断食

・クレンジング剤は使わない

クレンジング剤を使わなければ落とせないメイクは肌の負担となるので、コスメはお湯や石鹸で落とせるものに変えるのがベスト。どうしても油性のメイク汚れを落とす必要があるときは、食用のオリーブオイルなどを綿棒に含ませ、クレンジング剤の代わりにするとよいでしょう。

・洗顔はぬるま湯か純石鹸で

メイクをしていなければ、埃や皮脂による汚れはぬるま湯で十分に落とせますが、汚れが気になる場合は、界面活性剤が使われている洗顔フォームなどの洗顔料ではなく、植物性の油や動物性の脂に苛性ソーダなどを加えて界面活性作用としている自然原料の純石鹸(無添加石鹸)を使って洗顔します。純石鹸は100円台から購入できるので、肌だけでなく、お財布にも優しいですよ。

・洗顔後は何もつけない

洗顔後は、化粧水も美容液もクリームもつけず、スキンケア終了です。肌のつっぱりや乾燥を感じることもあるかもしれませんが、少しならそのままで大丈夫。肌に保湿力があれば、しばらくしてから肌が自然にしっとりとしてきます。つっぱり感がひどく、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう場合、かさつきや乾燥がひどい場合は、白色ワセリンなど不要な成分が入っていない保湿剤を気になる箇所に薄く塗布しましょう。

肌断食で起こりやすい肌トラブル

肌断食を始めると、スキンケアをやめたことによる肌荒れなどの不調(好転反応)が現われることがあります。少しずつ肌の機能が回復すれば治まる場合がほとんどなので、不調が現れたら、まずは様子を見ましょう。

肌荒れ

肌断食を始めた直後は、一時的に肌が荒れやすい傾向にあります。肌荒れには良い場合と悪い場合があり、良い場合は好転反応でしばらくすれば症状は治まり、保湿機能・バリア機能の働く健康な肌に生まれ変わっていきます。一方、悪い場合は肌が乾燥することでどんどん敏感になり、放っておくと炎症を起こし、肌の調子が悪化する可能性もあります。このような場合は速やかに白色ワセリンなどの保湿剤を塗布してください。また、赤みや腫れ、湿疹などの症状が出た場合は、皮膚科などの医療機関を受診し、専門医の判断を仰ぎましょう。

肌の乾燥

肌断食を始めると一番気になる肌の乾燥。肌がしっとりと潤った状態に慣れていると、何もつけない状態の肌は乾燥していると感じやすいのですが、肌のバリア機能が回復すればこのような症状はなくなるので、肌が断食に慣れるまで様子を見ましょう。年齢肌などで皮脂が不足し、保湿機能やバリア機能も低下していると感じるときは、薄くワセリンを塗って肌を保護しましょう。

肌のかゆみ

かゆみの原因は、肌の乾燥や、汗・皮脂、化学物質、埃などによる刺激が挙げられますが、化粧品などの影響で常在菌のバランスが乱れていると、肌にとっての悪玉菌・真菌が大量に繁殖し、かゆみの原因となっている場合があります。この場合は特に炎症を起こしやすいので注意が必要です。かゆみだけでなく肌の赤みが出たり、肌荒れの症状がひどくなかなか治らないときは、皮膚科で専門医の診察を受けるようにしましょう。

初心者におすすめの「プチ肌断食」

肌断食初心者の方は、まずは週末や夜だけ行い肌を休ませる「プチ肌断食」から始めるのがおすすめです。肌の状態を根本から改善するというよりは、肌を休め、もともと備わっている保湿機能を回復し、本来の保湿力を引き出すことを目的としているため、通常の肌断食に比べると効果はゆっくりですが、続けやすいというメリットがあります。

クレンジングをやめる肌断食

基本の肌断食

スキンケアでもっとも肌に負担をかけるクレンジングだけをやめる肌断食。メイクを薄くしたり、ミネラルファンデーションやフェイスパウダーなど洗顔料だけで簡単に落ちるコスメに変えて、夜はクレンジングを使わず洗顔料だけですませます。その後の保湿スキンケアはいつもどおりに行って大丈夫。通常の肌断食に比べて肌への負担も少なく、すぐに始めることができる方法です。

夜に行う肌断食

外出予定を気にせず毎日続けられる方法。朝はメイクをするためいつもと同じスキンケアを行い、夜は洗顔料だけですませます。夜のスキンケアでクレンジング剤を使わずにメイクを落とすため、洗顔料だけで落ちるコスメを使うようにするのがポイント。コスメを変えることで、化粧品自体の刺激も軽減できます。また、ファンデーションの使用をやめたり、簡単なポイントメイクだけにしたりと、肌のことを考えたメイクを心がけると続けやすい方法です。

週末に行う肌断食

金曜日の夜から日曜日の夜まで、外出予定のない週末の3日間で行います。肌を3日間休めるだけでも、メイクのノリが良くなるなど、月曜日の朝には良い変化を感じられるのではないでしょうか。大きな変化はすぐには実感できないかもしれませんが、メンテナンスとして定期的に続ければ、強くしなやかな素肌に近づきます。

【週末肌断食のやり方】

金曜日の夜…マイルドなクレンジングでメイクを落とし、純石鹸で洗顔します。洗顔後の保湿スキンケアは行いません。
土曜日・日曜日の朝…水かぬるま湯で洗顔します。保湿スキンケア、メイクはしないようにします。日焼け止めも塗らないので、外出等も控えましょう。
土曜日・日曜日の夜…純石鹸で洗顔のみ行います。
月曜日の朝…いつもどおり、スキンケアとメイクを行います。

肌断食を控えた方がいい場合

生まれつき肌の弱い方や敏感肌、アトピー性皮膚炎の方は、肌の状態が悪化する可能性があります。そのような方は、いつもどおりのスキンケアを続け、肌トラブル等があったときにのみ、一時期的に化粧品の使用を控え、肌を休める程度にとどめましょう。

おわりに

美肌で大切なことは素肌の健康。それが、ひいては肌の美しさとなります。「肌断食」ではメイクやスキンケアに頼らずに、美しく健康的な肌を実現することが可能です。濃いメイクや過剰なスキンケアは少し休憩して、まずは自分に合った肌断食を試してみてください。そして、肌が本来持っている美しさを取り戻しましょう。

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