化粧したまま寝ると…あなたのお肌に起こること

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化粧したまま寝る

残業や飲み会などで帰宅が遅くなった夜、ひと息つこうと座ったソファ…
気がついたら朝だった…とか、子どもを寝かしつけているうちに、つい一緒に寝てしまったり…メイクしたまま寝てしまった経験、あなたもありませんか?
目が覚めて鏡を見た時の、何とも言えない後悔…。
メイクを落とさず寝るというのは、当然ながらお肌にいいわけありません。
でも、具体的には何がよくないのでしょうか。今回は、化粧したまま寝てしまった場合のお肌について、あれこれ考えてみたいと思います。

メイクをしたまま寝るとどうなるの?

あなたは、1日何時間くらいメイクをしていますか?
ある調査によると、女性の平日の平均メイク時間は14時間、残業した日は16~17時間にもなるそうです。つまり、1日の3分の2以上は、メイクしているということになりますね。

そもそも顔の「汚れ」とは?

メイクをしない男性や子どもを含め、人は誰しも洗顔をするものです。それはずばり、汚れを落とすため。そもそもお顔には、次のような様々な汚れが付着しています。
→メイクアップ料、古い角質、皮脂腺から分泌された油脂・脂肪酸・ロウ・ステロールエステル類、汗腺から分泌された汗の成分、排気ガス、砂やほこり、タバコの煙、皮膚に棲息する常在菌・微生物など。

クレンジングや洗顔をしないで寝てしまうということは、こんなにたくさんの「汚れ」を顔につけたまま寝てしまうということなんですね…。落とさずにお肌に残った化粧品は、腐った食品と同じ!という人もいるくらいです。

メイクをしたまま寝てしまうと…

メイクを落とさないと、ファンデーションなどに含まれる油分や顔の皮脂が酸化し、活性酸素を出して過酸化油脂というお肌に対しての刺激物質に変わります。
また、シミの原因とされているメラニンの発生や、毛穴の黒ずみ、シワなどお肌の老化を進めてしまう原因にもなります。

他にも、

  • 微生物の温床になったり、顔ダニが繁殖する
  • お肌のターンオーバー(新陳代謝)が阻害される
  • 毛穴が広がる、大人ニキビや吹き出物ができる
  • お肌に炎症が起き、コラーゲンが破壊される

などなど、お肌にいいことは何ひとつありません!

その日のメイクはその日のうちに落とす

やはり、その日のメイクはその日のうちに落とす、というのが、美肌への鉄則です!

玄関あけたらすぐ洗顔!

メイクしたまま寝てしまうのを防ぐためのオススメの方法、それは、帰宅後すぐのクレンジング&洗顔を習慣にすること。部屋着に着替えたら、ひと息つく前に洗面室へ直行。
手洗いとうがいの流れで、一気にクレンジングと洗顔まで済ませてしまいましょう。
メイクを落とすことで、オンからオフへの切り替えになり、お肌も気持ちもサッパリ!
洗顔時のきめ細かい泡の感触でストレスが軽減されることが、科学的にも証明されているそうです。

メイクを落とすのが面倒な時は

クレンジングしなくても、とりあえずぬるま湯で洗っておけば、なんとかなるのでは…と考える無精者のアナタ。残念ながら、ぬるま湯で簡単に洗い流せるのは、汗の成分や軽いほこりのみ。メイクや皮脂成分、排気ガスなどの汚れ、さらに、常在菌、微生物、その他の細菌などは、やはり洗浄成分の力を借りなければ、落とすことはできないのです。

それでもやっぱり、眠気や疲れに負けてしまいそうになる時もありますよね。
そういう時は、時短コスメを使うのもアリ。拭き取り用クレンジングシートでメイクを落として、オールインワンコスメでスキンケアを済ませてしまいましょう。

メイクをしたまま寝てしまうよりは、時短コスメでお手入れする方が全然マシ。
とはいえ、クレンジングシートでどんなにやさしく拭き取っていても、どうしても多少の摩擦は生じてしまいます。毎日続ければ、摩擦の刺激がお肌のくすみやシミにつながる可能性も。毎日使うのは控えて、どうしてもムリ!という時にだけ使うようにしてくださいね。

また、オールインワンコスメは、化粧水・乳液・クリームのすべてがワンステップで済むので、とっても便利ですが、どの機能を重視しているかによって、スキンケア効果はまちまちです。たとえば、化粧水の機能を重視したものは、みずみずしさはあっても油分が足りなかったり、乳液やクリームの機能を重視したものは、水分が不足してべたつく感じになることも…。

オールインワンコスメは、時間がない時、ジムの後、旅行の際など、さっとケアを済ませたいときにはピッタリですが、毎日のスキンケアでは、化粧水・乳液・クリーム各々の効果を十分に発揮できるように、ステップを踏んで丁寧に行うにこしたことはありません。

 

やっぱり大切なのは丁寧なクレンジング

一般的に、メイクや皮脂の汚れは、32~36度ほどの温度で溶け出すそう。
ですから、いちばんいいのは、入浴中に身体や顔、手、クレンジング剤などを温めた状態でクレンジングをすること。メイクを素早く落とせます。逆に、冷えたままでクレンジングをすると、メイクとクレンジング剤がなじむのに時間がかかり、お肌を余計に摩擦してしまうことになりかねません。

ホットクレンジング剤

洗面室でメイクだけを落とす場合は、クレンジング剤の温めが不十分になりがちです。
こういう場合は、ホットクレンジング剤を使ってみるのも手です。温感作用でメイクも落ちやすく、入浴しなくてもお顔の血行がよくなるので、クレンジング後は顔色が明るくなる感じにもなりますよ。

クレンジング剤の選び方

以前のブログで、クレンジング剤のタイプについてお伝えしました。
https://transderma-blog.jp/transderma-blog/skin-dry-measures/

これとは別の観点ですが、クレンジング剤はファンデーションと同じメーカーのものを使った方が、他のメーカーのものよりも肌への負担が少なく、すばやくしっかり、ファンデーションによる汚れを落とせるようになっているそうです。
その理由は、ファンデーションを開発する際に行うオフのテストでは、同じメーカーのクレンジング剤を使用するからなのだとか。もちろん、他のメーカーのクレンジング剤では落ちにくいというわけではないと思いますが、相性の問題ということでしょうか。

ミネラルファンデはつけたまま寝られる?

最近使っている人も多くなってきたミネラルファンデーション。「24時間落とさなくてもOK」となんとなく思われているようですが、実はそうではありません。
「24時間落とさなくてもOK」なほどお肌に刺激が少ないので、たとえ朝までメイクを落とせなくても、お肌に負担が少ないということなのだそう。いくら負担が少なくても、1日経てば、汗やほこりなど、いろんな汚れもつきます。皮脂も時間とともに酸化してくるので、汚れを落とす意味でも洗顔はマストです。それに、そのまま寝てしまうと、寝具にもファンデーションがついて汚れてしまいますよね。

メイクしたまま寝てしまったら…

メイクしたまま寝ちゃいけない…わかっちゃいるけど寝てしまった時は、翌朝、多少の後悔と共に、お肌への罪滅ぼしをしましょう。

1. たっぷりのクレンジング剤を使って落とす

→いつもより多めのクレンジング剤で、指の腹で優しくマッサージするように汚れを落とし、ぬるま湯で洗い流しましょう。くれぐれも力を入れすぎないように。

2. 洗顔料をしっかり泡立て、泡で顔を包むように優しく洗う

3. ホットタオルで血行促進

→ホットタオルをお顔に3分程当てれば、お肌はしっとりして血行も促進。これで毛穴が開いて、次の化粧水の浸透がよくなります。

4. しっかり保湿をする

→時間があればローションパックがオススメ。
シートマスクやコットンに化粧水を含ませ、お顔にはりつけて2~3分。
お肌の奥に化粧水を浸透させます。ただし、やりすぎは逆に肌の乾燥を招くので注意。
コットンが乾かないうちに終わらせること。
その後、保湿力の高い美容液やクリームを塗り、浸透した水分が蒸発しないようにふたをします。できれば、その日はメイクをせず肌を休めてあげるのがいいのですが、どうしてもメイクする場合は、薄めにしてお肌の負担を軽くしてあげましょう。

5. 翌日は早く寝る

→睡眠をたっぷりとって、お肌のターンオーバーを正常に戻しましょう。

美しいお肌をキープするためには、丁寧なクレンジングは欠かせません。メイクを落とさず寝てしまっても、若い頃ならそのダメージの回復は早いですが、年齢を重ねると回復には時間がかかってしまいます。せっかく高価な美容液やクリームを使っても、お肌に汚れが残ったままでは、本来の効果が発揮されません。これからは、メイクをしたまま寝てしまうことのないよう、「その日のメイクはその日のうちに落とす」ことを習慣にしてくださいね。

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