そばかすを消す方法~そばかすの種類と効果的なスキンケアを解説

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そばかすを消す方法~そばかすの種類と効果的なスキンケアを解説

夏になり、今年も紫外線の気になる季節がやってきました。鏡を見て、今あるシミやそばかすを濃くしたくない、これ以上増やしたくない、と不安に思っている方も多いかと思います。若い世代ではオシャレの一環としてそばかすメイクをする方もいるようですが、やはり大人の女性にとってそばかすは美肌を損なう不要なものですよね。
そこで今回は、広範囲に渡って肌に現れる厄介なそばかすができる原因やメカニズム、そばかすを消す方法についてまとめました。今あるそばかすが悪化したり増える可能性のあるこれからの季節、ご自身に合った方法でしっかりとケアしてくださいね。

そばかすとは?

そばかすはシミの一種で、頬や鼻の周辺など顔の広範囲に細かく散らばるようにして現れる5mm以下の褐色の色素斑です。顔以外にも肩や腕など紫外線の当たる場所に出ることもあります。正式名称は「雀卵斑(じゃくらんはん)」。できる原因により、そばかすは大きく2種類に分けることができます。

・原因が遺伝性の場合

そばかすのほとんどは遺伝によるものが多いと言われています。両親ともにそばかすがあるという方、色白の方に多いのが特徴です。遺伝性のそばかすは幼少期から顔に現れ始め、思春期から色が濃く目立ちやすくなり、大人になってからは、加齢とともに色が薄くなっていく傾向にあります。また、妊娠中や紫外線の影響などによっても色が濃くなることがあります。

・原因が加齢や紫外線、生活習慣などによる後天性の場合

遺伝性とは異なり、後天的にできるそばかすはシミと同じように、何らかの理由でメラニン色素が過剰に生成され、ターンオーバーで排出しきれなかったメラニン色素が肌に蓄積することで現れます。原因としては、日焼けによる紫外線の影響や加齢による肌のターンオーバーの乱れ、生活習慣、間違ったスキンケアや合わない化粧品による肌への負担などが挙げられます。

そばかすとシミの違いとは?

そばかすと間違えやすいものにシミがあります。厳密に言うとそばかすもシミの一種ですが、シミとそばかすは大きさで見分けることができ、5mm以下はそばかす、5mm以上のものはシミであることが多いと言われています。シミにはそばかすの他に太田母斑、炎症後色素沈着、肝斑、老人性色素斑などの種類があります。

そばかすを消す3つの方法

それでは、できてしまったそばかすを消すにはどうすればいいのでしょうか?そばかすを消す方法は主に3つあります。

そばかすをメイクで隠す方法

そばかすはすぐに消すことができないため、今すぐできる対策はやはりメイクです。そばかすを消すメイクにはちょっとしたコツがあり、コントロールカラーやコンシーラー、ファンデーションなどのコスメでうまくカバーします。そばかすを隠したうえで、肌をナチュラルに見せることがポイントです。

・コントロールカラーを使う場合

コントロールカラーを使う場合
コントロールカラーは肌の色味を補正したり、光の反射を利用して美しい肌色を演出する化粧品。ピンクやグリーンなど様々なカラーがありますが、そばかすには肌に透明感を与えるイエロー系や肌色を明るく見せるオレンジ系、そばかすを消すようになじませて色ムラにも対応できる赤味の強いカラーがおすすめです。気になる部分だけに使う場合と顔全体に使う場合では見た目の印象も変わってくるので、詳細の色は実際の使用感と印象で決めましょう。

・コンシーラーを使う場合

広範囲のそばかすをカバーするときはリキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーを、小さなそばかすをカバーするときはペンシルタイプのコンシーラーがおすすめです。色の濃いそばかすを消すときはファンデーションよりも少し暗めの色のコンシーラーを使うとそばかすもコンシーラーも目立たずに肌になじみます。また、パウダーファンデーションを使用している方はコンシーラーを先に、リキッドファンデーションを使用している方はコンシーラーを後に使うと自然な仕上がりに。ペンシルタイプのコンシーラーは、ベースメイクの最後にそばかすをひとつひとつ塗りつぶす感覚で使うと◎。

・ファンデーションを使う場合

広範囲に濃い色のそばかすがある方は、パウダーファンデーションではなく、肌に密着しやすいクリームタイプやリキッドタイプのファンデーションがおすすめです。BBクリームでもOK。ただし、そばかすをきれいに消そうとするとマットな仕上がりになりやすいので、コントロールカラーやコンシーラーとうまく合わせながら、一番自然な肌感になる組み合わせを選ぶようにするのがポイントです。

スキンケアでそばかすを消す方法

遺伝性のそばかすは加齢とともに目立たなくなるのが一般的ですが、後天性のそばかすは加齢とともに悪化していくもの。けれども後天性のそばかすはシミ同様、スキンケアによる予防や改善が可能です。

・美白作用のある化粧品を使う

そばかすのケアには、そばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きや美白作用のある成分が配合された美白化粧品が効果的。そばかすが濃くなる、増えるなどの悪化を予防したり、すでにできてしまったそばかすを徐々に薄くしていき、最終的には肌のターンオーバーにより消すことも可能です。また、新たなそばかすを未然に防ぐなどの効果が期待できます。
美白作用のある化粧品を選ぶときのポイントは配合されている美白有効成分に着目すること。おすすめの美白有効成分にはアルブチン、エラグ酸、ビタミンC、トラネキサム酸、プラセンタエキスなどがあります。中でも様々な効果が期待できるビタミンCは、美容液などで1本からでも取り入れやすいのでおすすめです。

・保湿をしっかりと行う

保湿をしっかりと行う
肌に潤いがなくなると角質が硬く厚くなり、そばかすの原因となるメラニン色素が肌に残りやすくなると言われています。また、乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線を始めとした外部刺激を受けやすく、肌のターンオーバーも乱れてメラニン色素が蓄積する原因となります。冬と比べ、夏は乾燥があまり気にならない季節ですが、保湿はしっかりと行いましょう。

・紫外線対策をしっかり行う

こちらは予防になりますが、そばかすを新たにつくらない、今よりも濃くしないためにも、そばかすができる大きな要因となる紫外線対策はしっかりと行いましょう。日焼け止めでのUV対策は、SPF値の高い日焼け止めは刺激が強く肌に負担がかかるので、日常生活ではSPF10~20程度の日焼け止めを使用します。併せて、日傘や帽子などでも紫外線ダメージを減らし、できる限りメラニン色素を生成させないようにしましょう。

医療機関での施術を受ける

そばかすを薄くしたり消すために即効性のある方法として、皮膚科や美容クリニックでの治療もあります。参考までにご紹介します。

・ピーリング治療

肌のターンオーバーを促して古い角質を取り除き、そばかすを徐々に改善していきます。

・外用薬による治療

一般的に「シミ取りクリーム」などと言われる塗り薬による治療です。今あるそばかすを改善しながら予防もします。塗り薬として処方される主な成分は「ハイドロキノン」「トレチノイン」の2つ。ハイドロキノンにはメラニン色素の生成を抑えることで肌を白くする効果が、トレチノインには肌のターンオーバーを促進し、短期間で古い角質やメラニンを体内から排出する働きがあります。これらの成分は強い効果を得られる反面、使用法などによっては肌トラブルを引き起こすリスクもあるため、市販品を個人で使用することは避け、医師の指示に従って使用しましょう。

・内服薬による治療

内服薬としてよく知られているのは、L-システイン、トラネキサム酸、ビタミンCなどです。どの成分にもメラニン色素の生成を抑制し、色素沈着しないようにする作用や、メラニン色素を体外に排出する働きなどがあります。

・フォトフェイシャル

光の照射によって肌に沈着しているメラニン色素にダメージを与え、メラニン色素を浮き上がらせます。

・レーザー治療

そばかすにレーザー照射を行うことで、肌を傷つけることなくメラニン色素を破壊します。

その他の効果的なスキンケア

上記でご紹介した方法の他、そばかす対策に有効なケアとして、食事による内側からのアプローチがあります。栄養バランスのとれた食事は美肌に欠かせません。中でも積極的に摂取したい栄養素はビタミンC。ビタミンCは水溶性で摂りだめができず、食べ過ぎても問題がないことから、毎食多めに摂ることをおすすめします。
また、そばかすは女性ホルモンのバランスが崩れると悪化することがあります。規則正しい生活と質のよい睡眠で身体のリズムを整えるとともに、ストレスをためない生活を心がけましょう。最近急にそばかすが増えた、という方は、生活習慣を振り返り、見直してみることも大切です。

ビタミンCがそばかすに効果的な理由

ビタミンCがそばかすに効果的な理由
お気づきの方も多いと思いますが、ビタミンCは身体の内外からそばかすケアに効果のある成分です。ビタミンCにはメラニン色素の生成抑制や、できてしまったメラニンの白色還元、肌のターンオーバーを整える作用、色素沈着を防ぐ効果など、後天性のそばかすをケアする効果が多く期待できます。そのため、できたばかりのそばかすなどはスキンケアでも対処が可能なのです。
また、春先から秋にかけては強い紫外線を浴びることで活性酸素が増え、肌は大きなダメージを受けます。ビタミンCは活性酸素を抑え除去する抗酸化作用で、そばかすだけでなく肌の老化を防ぐ働きや、紫外線ダメージで破壊されやすい肌のハリ成分・コラーゲンの生成を助ける作用もあり、多角的に紫外線ダメージをケアすることができます。スキンケアと同時に、食事やサプリメントなどで身体の内側からもケアすることで、相乗効果が期待できます。

おわりに

そばかすには遺伝性、後天性の2つの種類がありますが、大人になってからそばかすが気になり始めたという方は後天性の消すことが可能なそばかすであることが多いと思います。そばかすは一度できてしまうと簡単に消すことはできません。ご自身に合った適切なスキンケアを見つけ、そばかすの予防、改善に取り組んでみてください。

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